
無料違法駐車専用帯
東京都内に「無料違法駐車専用帯」が多数設けられていることを御存じでしょうか。幹線道路に違法に駐車できて運転手は昼寝できるうえ駐車料金不要です。運転手は運転席で昼寝をしていてもスマホで遊んでいても人が乗車しているので放置車両ではないため駐車監視員の取締対象外です。
「無料違法駐車専用帯」は実は普通自転車専用通行帯です。自転車は道路交通法20条2項により普通自転車専用通行帯の通行が義務付けられており、ここを走れば安全に走ることができるはずですが、「無料違法駐車専用帯」となっているため実際は走行不可能です。
交番の前でも堂々と普通自転車専用通行帯において違法駐車がなされており、警察官による注意がなされている様子はありません。
自動車は普通自転車専用通行帯を通行することが禁止されているために普通自転車専用通行帯を「無料違法駐車専用帯」として利用する誘因となっています。自転車は違法駐車車両を避けて普通自転車専用通行帯の右側の一般車道を走行するしかなく、後方から走行してくる自動車との衝突の危険にさらされる結果となっています。特に普通自転車専用通行帯を走ってきた自転車が違法駐車車両を避けるために右に出るととても危険です。自転車を走らせている人が、後続車両と接触して死亡、負傷などの損害を受けた場合は、接触した自動車の運行者に加え、違法駐車をしていた自動車の運行者も損害賠償責任を負います。事故が発生した場合は、違法駐車車両のナンバーも控えておいて損害賠償請求することをお勧めします。
私が2024年に訪問したメキシコシティでは自転車専用通行帯が設けられていましたが、車が入って来れないように黄色い車止めが設置されていました。日本もメキシコのような先進国に倣って同様の車止めを設置すべきと考えます。それが実現できるまでは警察による取り締まりを促すために所轄警察署への連絡をするしかありません。

メキシコシティの自転車専用通行帯